針葉樹林の家

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作り手として誇れるものを

現在日本では、北米北欧を中心に杉・檜・松の代用品として輸入材が多く使われています。その数はなんと1億㎡近くあり、自給率からみても日本の農業の20%と変わりはなく、80%の輸入材でまかなっています。外材が悪いわけではなく、日本の木をないがしろにして来たわけでもないと思いますが、今日本で建てられている家は「日本の家」ではなく「外材の家」「建材の家」と言った方が良いでしょう。

20世紀の始め、近代建築ともてはやされたコンクリートや鉄骨住宅、その他化学の発展でいろいろな新建材が木よりもすばらしいと、木造建築を軽視する風潮がありました。

その結果、今の住まいはどうでしょう。

どんなに化学が発達したとはいえ、人間は未だ木一本造ることができません。人間は自然の力、生命力を侮ってはいないでしょうか?自然の力の前では人間の力なんて「無」に等しいと感じませんか?もう一度、日本の木を見つめ直してはいかがですか?